@GB19940919’s diary

GB(https://twitter.com/GB19940919) (twitter→GB19940919)の映画感想雑記です。劇場で観た映画からWOWOWやサブスクで観た映画やドラマの感想です。

『犯罪都市 PUNISHMENT』

 

犯罪都市 PUNISHMENT』 (The Roundup: Punishment) [2024年韓国]

 

新種合成麻薬事件から3年後の2018年。怪物刑事マ・ソクトとソウル広域捜査隊は、デリバリーアプリを悪用した麻薬密売事件の捜査を進めるなかで、手配中のアプリ開発者が謎の死を遂げた事件の背後に国際IT犯罪組織の存在を突き止める。組織のリーダーは殺人すらいとわずに韓国の違法オンラインカジノ市場を掌握した元傭兵ペク・チャンギで、残忍な殺傷行為によって特殊部隊を解雇された経歴を持つ恐ろしい男だった。組織のオーナーである「ITの天才」チャン・ドンチョルが韓国で史上最大規模のIT犯罪を企てていることを知ったマ刑事は、オンラインカジノ事業の経験を持つチャン・イスに協力を依頼し、広域捜査隊やサイバー捜査隊と新たなチームを結成して捜査に乗り出す。監督はホ・ミョンヘン。出演はマ・ドンソク(マ・ソクト)、パク・ジファン(チャン・イス)、キム・ムヨル(ペク・チャンギ)、イ・ドンフィ(チャン・ドンチョル)ほか。

 

 シリーズも四作目に突入している。今年の2月に3作目『犯罪都市 No Way Out』が日本公開されたのに、もう10月には4作目が日本公開することに本シリーズの知名度の高さと人気を実感する。警察が市民を張り倒すしたり、騙したりすることをこんなにも笑いにかえられるのは本当に凄いことだと思うが(罪な映画だな)、そんな警察の横暴に対してもチャン・イスのユーモアと小市民感の魅力が上回っている功績が大きいと思う。彼の「グッチ」から発せられる言動すべてが面白かった。

 

 本作ではIT犯罪がテーマとして扱われて、マ・ソクトの拳とは真反対だと思わせておいて、最後はしっかりマ・ドンソクの拳がうなる時間をわざわざ用意するあたり、歌舞伎の掛け声みたいだよね。応援上映とか企画できるんじゃないかな。