@GB19940919’s diary

GB(https://twitter.com/GB19940919) (twitter→GB19940919)の映画感想雑記です。劇場で観た映画からWOWOWやサブスクで観た映画やドラマの感想です。

『K.G.F: CHAPTER 1』『K.G.F: CHAPTER 2』

 

『K.G.F: CHAPTER 1』 (K.G.F: CHAPTER 1) [2018年インド]

1951年、スーリヤワルダンはコーラーラ近郊に金鉱(Kolar Gold Fields=KGF)を発見し、採金ビジネスに乗り出す。スーリヤワルダンの一族が莫大な富を得る一方で、金鉱で働く人々は外部から遮断された環境で奴隷のような扱いを受けていた。同じ年に、スラム街で1人の少年が生まれる。その少年ロッキーは10歳で母を亡くして天涯孤独となり、生きるために裏社会で働き始める。やがて最強のマフィアとして恐れられるようになったロッキーは、ボスからKGFの実質的支配者であるスーリヤワルダンの息子を暗殺するよう命じられるが……。監督はプラシャーント・ニール。出演はヤシュ(ロッキー)ほか。

 

 映画冒頭からラストまでこれでもかと言うくらい細かいカット割りの連続でロッキーの復讐心をたぎらせ、それに観客が感情移入できるように作られている映画で、すごい面白いが少しくどいと感じたのが正直な感想だ。ロッキーがゼロの状態からのし上がっていって組織のボスになるまでの活躍をここまでの大作で見せてくれれば、私が観たかったものも見れたので全体的には満足でした。

 

『K.G.F: CHAPTER 2』 (K.G.F: CHAPTER 2) [2022年インド]

コーラーラ金鉱(Kolar Gold Fields=KGF)の支配者となったロッキーは、新たな金鉱を発見し事業をさらに拡大していく。そんな中、死亡したと思われていたスーリヤワルダンの弟アディーラが現れ、KGFの奪還に乗り出す。アディーラに恋人リナを誘拐されたロッキーは救出に向かうが、アディーラに撃たれ瀕死の重傷を負ってしまう。さらにアディーラは金輸出を妨害してKGFを孤立させ、ロッキーを窮地へと追い込んでいく。監督はプラシャーント・ニール。出演はヤシュ(ロッキー)ほか。

 

 CHAPTER1との同時公開で1日に2本を立て続けに鑑賞できて大変幸運だった(観終わったあとの疲労感たるや)。CAPTER1同様の演出で話は進んでいくが、CHAPTER2はロッキーの栄枯盛衰をより具体的に描いている作品だった。CHAPTER1と比べると少し話が見劣りするが、全体的には落ち着くところに落ち着いた感じがあるなと思った。ただし恋愛のパートが弱いというか、結局ロッキーの恋人は殺されてしまいロッキーの復讐心をたぎらせるためだけの存在だったので、あれは酷いと思った。あれだけ面白いのに、そこだけはあり触れた陳腐なアクション映画みたいで残念。あとCHAPTER1も2も観て思ったのは、ナレーションの必要性を全く感じなかった点だ。たぶん語り話として語り継がれるロッキーの伝説を強調したかったのだと思うが、あまり活きていないように感じたし、何ならまるまるカットしてもいいのでは(まあでも6時間も映画館のイスに座っていた人間の心理状態なので、あのナレーションは本国は盛り上がったのかもしれない)