@GB19940919’s diary

GB(https://twitter.com/GB19940919) (twitter→GB19940919)の映画感想雑記です。劇場で観た映画からWOWOWやサブスクで観た映画やドラマの感想です。

『ブラックアダム』

 

『ブラックアダム』(Black Adam)

5000年の眠りから目覚めた破壊神ブラックアダム。かつて彼の息子は自らの命を犠牲にして父を守り、その力を父に託した。ブラックアダムの力は、息子の命と引き換えにして得られたものだった。そのことに苦悩と悔恨を抱えるブラックアダムは、息子を奪われたことに対する復讐のため、その強大な力を使って暴れまわり、破壊の限りを尽くす。そんなブラックアダムの前に、彼を人類の脅威とみなしたスーパーヒーローチーム「JSAジャスティス・ソサイエティ・オブ・アメリカ)」が立ちはだかる。

 悪かった時期とよかった時期のDC作品の折衷みたいな作風でそこにいい塩梅でコメディ色が強くかねがね満足である。最近のMCUと比べればこっちのほうがずっと良いと思うし、ラストの玉座を壊すシーンなんて『ブラックパンサー ワカンダ・フェーエバー』へのアンチテーゼかと思った。

 

 どうやら『シャザム』と『スーサイド・スグワッド』と同じユニバースで、ラストにはちょこっとスーパーマンもでる。(彼はもう普通に活動できるんですね。エズラの件といいワーナーは結構脇甘すぎでは)

 

 ブラックアダムが敵対していたJSAのメンバーと共闘するシーンまでのテンポもいいし、実際の共闘もカッコイイ。JSAのメンバーも魅力的で、特にフェイトとホークマンの関係性はすごくいい。逆にこの二人がメインでいいんじゃないかと思うくらいだ。フェイトは未来が予知できるんだけど、その少しネガティブな能力も実は周りに良い影響を与えるんだというシーンはなるほどと思った。

 

 こんなに多種多様な男性のセクシーさを表現できるんだから、こういうフェイトとホークマンみたいな関係の中年から高齢の女性ヒーローが出てきてもいいじゃないかと思った。(別にこの映画の女性の描き方を批判しているわけではないです)