@GB19940919’s diary

GB(https://twitter.com/GB19940919) (twitter→GB19940919)の映画感想雑記です。劇場で観た映画からWOWOWやサブスクで観た映画やドラマの感想です。

『ドライビング・バニー』

『ドライビング・バニー』(The Justice of Bunny King)

過酷な状況に置かれながらも前向きに生きてきた女性が、離れて暮らす愛娘を取り戻すため戦う姿をユーモアたっぷりに描いたロードムービー。ある事情から妹夫婦の家に居候している40歳の女性バニー。幼い娘とは監視つきの面会しかできないが、娘の誕生日までに新居に引っ越して一緒に暮らすことを夢見て必死に働いている。そんなある日、妹の新しい夫ビーバンが継娘トーニャに言い寄っている場面を目撃したバニーはビーバンに立ち向かうが、家を追い出されてしまう。住む場所まで失ったバニーは救い出したトーニャとともに、愛する娘を奪い返すべく立ち上がる。

 

 私が観ていた映画の主人公の中でも頭一つ抜き出て不器用だ。でもさ目の前で子どもが性暴力にあってたら、助けに入るのが普通だよね。たとえ何かを失ってでも。それなのになぜバニーが全てを失わないといけないのか。

 

 正直バニーの行動は褒められたものではないし(そもそもDVとか虐待は被害を証明することが難しくて、そこで反抗して殺人が起きても正当防衛が認められないのは法律の穴だ)、そこで道徳心でバニーを批判するより、バニーがどうしてそういう行動をとってしまったのかを想像し同情できる人間でありたいと思う。

 

 唯一の映画の救いはバニーを助けたり、優しくしてくれるのは女性が多かったり、マオリの人だったりする。苦労を分かち合っているからだろう。だからなのか、この映画の監督はアジア系女性のゲイソン・サバットという方だ。