パソコン修理のため簡単な感想
・モロッコの女性監督による素晴らしい作品。至るところが絵画のように美しくて、同じく女性監督による『燃える女の肖像』に似ている。
・女性の自立を描いた作品だが、それ以上にシビアなのがサミアがアダムを出産してからだ。あまり母性を美化しておらず、未婚で妊娠すると厳しい視線が浴びせられる社会は、平衡して未婚で子育てする女性が厳しい状況にたたされることを示唆した内容になっている。最後はサミアがアダムを養子にするのか、それともタブーには内緒で出ていきアダムを一人で育てるのか、どっちか分からない終わり方になっている。