@GB19940919’s diary

GB(https://twitter.com/GB19940919) (twitter→GB19940919)の映画感想雑記です。劇場で観た映画からWOWOWやサブスクで観た映画やドラマの感想です。

『幸せの答え合わせ』

 

これ笑う映画ですよね

 

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『幸せの答え合わせ』(Hope Gap)

 

イギリス南部にある海辺の町シーフォードで暮らすグレースとエドワードは、もうすぐ結婚29周年を迎えようとしていた。独立して家を出た一人息子のジェイミーが久しぶりに帰郷した週末のこと、エドワードは突然「家を出て行く」とグレースに別れを告げる。その理由を聞いてグレースは絶望と怒りに支配され、そんな母を支えるジェイミーも自身の生き方や人間関係を見つめ直していく。「グラディエーター」「永遠(とわ)の愛に生きて」でアカデミー脚本賞に2度ノミネートされたウィリアム・ニコルソンが、自身の実体験をベースに脚本を執筆し、自ら監督も手がけた。

 

 ロケーションが大変すばらしいが、脚本は大変重い内容である。監督の実体験を基にしているらしいが、毒親に悩まされる息子の話でかなり嫌な話である。しかも息子のジェイミーはさっさと両親と距離を置くのが一番良いのに、この映画のジェイミーはそうしないで親と向き合い悩むのだ。ジエイミーの仕事仲間である一人が親と親しすぎると金言を与えるのだが、あまりジェイミーはそのへんを重要視していない。正直、ほろ苦く暖かいリスタートの話らしいが、温かい要素を全く私は感じ取れなかった。

 

 その代わりだが、この映画は大変笑える描写がある。映画との方向性は別にギャグを重視しておらずドラマ性を強調してくるのだが、私には笑えてしょうがないシーンが山ほどあった。まずエドワードに離婚を言い渡され絶望するのだが、まず家の階段で絶望しているシーンがあるのだが、あれ笑ってしまう。まず分かりやすいくらい暗い音楽聞いて、階段でボーっと絶望にふけるって、なんか私には笑えるのだ。終いにはグレースは犬を飼うのだが、そのラブラドールに名付けた名前が夫のエドワードと同じ名前だ。普通にヤバイがなんか笑えるのだ。しかもその犬に芸を仕込むのだが、「座れ、エドワード」とか「死ね、エドワード」とか夫への当てつけとしか思わない芸なのだ(笑)というかこれコメディ映画に振り切ればよかったんじゃ...