『ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー』
明日は卒業式。親友同士のエイミーとモリーは高校生活の全てを勉強に費やし希望の大学進学を勝ち取った。ところが遊び三昧あった同級生たちも同じくらい高レベルな大学へと進学を決めていた。二人は失った時間を取り戻すべき、卒業前夜のパーティーに乗り込むことを決意する...
オリヴィア・ワイルドの監督デビュー作。めちゃくちゃ面白かった。役者の初監督作品でここまで好きになったのは『レディ・バード』以来だ。SNS時代の学園映画ということで、みんなSNSを駆使するし、セクシャリティや人種や性別は問題のようには描かれず(glee以降の青春映画だ)、こんな未来な作品は初めてだ。エイミーとモリーの恋愛描写が平等に描かれ(どちらかというとレズビアンのエイミーに華がある)、生徒たちの人種は多様だ。こういう映画が作られたことは画期的だし、もっと増えてほしいと思う。
それにしてもLAの高校生って、あんなに金持ちなのか。今のアメリカ十代は経済格差がすごいんだろうな。