UKポップ音楽シーンが好きな人は必見の映画だと思う。田舎のティーン・エイジャーがオーディション番組でスターを夢見るのとか(この映画のほうがよっぽど『スター誕生』のバイブスがあった気がする)、めちゃめちゃ現代的な音楽シーンを描いているが、2000年初頭あたりを描いている作品なのではないかと思うが、使われている曲がごくごく最近の曲が使われているので、最近の音楽シーンが舞台らしいが、昨今はやはりYou TubeとかSoundCloudとかSNSの台頭でオーディション番組の求心力が前より落ちているはずだと思うが、この映画はとにかくそんなのは無視している。音楽シーンに詳しいようであまり詳しくない気がするが、そんなのは置いといても私が好きな要素が詰まっている映画であった。特にRobynのDancing On My OwnとかSigridのDon't Kill My VibeとかAnnie LennoxのLittle Birdとかをエル・ファニングが歌うのでそれだけで十分魅力的な映画だ。(曲のセンスが統一感なくバラバラなのがストリーミング世代の現代っぽいのでそこはリアリティーある設定だ)
