@GB19940919’s diary

GB(https://twitter.com/GB19940919) (twitter→GB19940919)の映画感想雑記です。劇場で観た映画からWOWOWやサブスクで観た映画やドラマの感想です。

『アンダー・ザ・シルバーレイク』

彼女を捜索したらアメリカの諸問題が出てきた…

 

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アンダー・ザ・シルバーレイク』(Under The Silver Lake)

 

A24の配給作品ということで大変楽しみにしていた半分、全く好きになれなかった『イット・フォローズ』の監督作でノレない半分という気持ちで観た。

 

正直言って全く好きでなく、むしろ嫌いな作風ではあるが、不思議と2時間25分最後まで飽きずに観ることができた。というのもそれは音楽のおかげだと思う。スコアを製作した人は天才だと思う。

 

映画全体としては舞台がL.A.で若者アーティストの鬱屈を表現しており、『ラ・ラ・ランド』と『ネオン・デーモン』が出会った感じある。しかも二つの作品の嫌なところを見事抽出していた。特にポップカルチャーをディスってるところなんて腹が立った。「お前が反抗期に聞いた音楽はワシが金稼ぎで作ったんだ」とか、別に知ってるし。それでもポップソングに励まされんだよ、こっちは。思い出しただけでも腹立つ。もっと腹立つのは、映画に出たい女性をこけ脅すかのように描いてさらにムカツいた。時代錯誤も甚だしい。あとあの排便シーンとか(湧いて出てくる)。しまいにはあのセックスシーンとマスターベーションシーン、あー腹立つ。

 

主人公がアメリカの陰謀論にはまり追及しようとするんだけど、その陰謀論が何週目だよ的な古さだった。しかしその過程でアメリカの諸問題が浮かび上がる点はよくできてると思う。例えば若い少女たちが疾走し、謎の共同生活を営んでいるところとか。

 

最後まで全く分からなかったんだけど、結局湖の下に何があるんだ。どっちかっていうと丘の上って感じだったよ。

 

(これはほぼ映画の感想じゃないな(笑))